段戸華教室
段戸会副会長でもあり、華の作家として日本はもとより、
グローバルに活躍中の水谷鏡子さん(高14回)のご指導をいただき、
2009年11月28日に、第16回段戸華教室を開催いたしました。
2004年6月に第1回目の講習会を開いていただいて以来、
早いもので、もう6年目に入りました。
今回は参加者5名で、「アートフィシャルを使ったクリスマスリースのアレンジ」というテーマで教えていただきました。
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11月28日土曜日
暖かい週末、水谷鏡子さんのアトリエで第16回段戸会華教室が開かれました。今回のレッスンは『アートフィシャルを使ったクリスマスリースのアレンジ』です。
アートフィシャルとは、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、最近、レストラン、病院、美術館など生花を飾ることが難しくなってきました。花粉や香りなどが理由でアトピーの人たちに影響を与えるということが多くなってきたためです。しかし、そのような場所でも、ときどき素敵な造花のアレンジをよくみかけます。それがアートフィシャルと呼ばれ、今回の材料です。
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まず、ひげ付のバラの茎のリース台(丸型の既製のもの)を巻きほどきます。この時、細かい枝など落ちますが、捨てずにとっておきます。作られた形を一度もとの形にもどし、より自然なリースに作り変えます。
1箇所、ワイヤー(グリーン#28)2本でかたちを固定します。ワイヤーの絞め方がポイントです。2回巻いた後、巻き初めと巻き終わりのワイヤーを2度ほどひねったあと、その部分を中心にして、手首を使いあまった部分を鉛筆削りのハンドルの要領でまわしていくと、簡単に締めることができました。
ときどき、リースにまいてある部分のゆるみを引っ張って締めていかなくてはなりません。後は、数箇所1本どりで、不安定なところだけ同じようにとめます。
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次に、ラメ付の『グリッターリーフのガーランド』を台にかけます。あまり、ワイヤー(グリーン#28)でとめすぎないようにして、自然な感じになるよう心がけます。
バラは葉の部分を切り離し、ワイヤー(グリーン#22)をかけ、グリーンのフローラルテープを巻きます。花は、つけねのところで直角にまげ、茎の部分もリースの弱い部分の補充にします。リースのベースにワイヤーでとめていきます。
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最後にベリーの実とユーカリ、バラの葉をバラの周りにあしらい、ワイヤー(グリーン#28)でとめます。また、落ちた枝があれば、より自然な感じが表現できるようにリースのベースの内側か外側にワイヤー(グリーン#28)でとめます。
フックが必要な場合は、茶色のフローラルテープをまいたワイヤーでつくります。
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今回のリースは、クリスマスのオーナメントなどで飾ればクリスマスリースとして、終われば、それを水引にかえてお正月用のリースに、と1年中使えるリースになりました。
既製のリース台も巻きをほどいてしまうというテクニックで、生花とはまた違った自然を表現することができました。水谷先生のご指導でシックな色合いのとてもすてきなリースが完成いたしました。
今回のレッスンには、新しく2名の方をお迎えし、いちだんと賑やかで楽しい会となりました。皆さんそれぞれに素敵な作品ができ、より楽しいひと時となりました。
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水谷さん、本当にありがとうございました。
また、受講生の皆様もお忙しい中を参加していただき、ありがとうございました。
田園調布にあるアトリエの前には、すてきな銀杏並木がございます。訪れるたび、いろいろな表情を見せてくれます。当日は、黄金色に美しく輝いていたのが印象的で心に残りました。そして、暖冬とはいえ、どこかに冬の到来を感じた一日でした。
次回は、4月3日の予定です。たくさんのかたがたの参加をお待ちしております。
初めての方も大歓迎です。どうぞ皆さま、ぜひご参加くださいませ。
文責: 相木 小百合
(水谷さんの作品とエッセイが掲載されている本「フラワーアーティストの花V」(ハードカバー版¥3.990)が、7月2日にに草土出版より発売されています。詳しくはこちらへ)
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