段戸華教室
段戸会副会長でもあり、華の作家として日本はもとより、
グローバルに活躍中の水谷鏡子さん(高14回)のご指導をいただき、
2009年6月27日に、第15回段戸華教室を開催いたしました。
2004年6月に第1回目の講習会を開いていただいて以来、
早いもので、もう6年目に入りました。
今回は参加者3名で、「花と葉の調和」というテーマで教えていただきました。
(水谷さんの作品とエッセイが掲載されている本
「フラワーアーティストの花V」(ハードカバー版¥3.990)が、7月2日にに草土出版より発売されました。詳しくは
こちらへ)
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6月27日(土)
梅雨の切れ間の週末、水谷鏡子さんのアトリエで第15回段戸会華教室が開催されました。
今回のレッスンは『花と葉の調和』をテーマにグリーンを基調にした夏らしい爽やかなアレンジを教えていただきました。
毎回、水谷さんのデモンストレーションがあり、それにもとづいて花のデザインを制作するのですが、今回は口頭の説明とデザイン画による、初めての制作となりました。
制作の流れは、ゲーラックス、モンステラのワイヤーがけ→主役の花→大小の葉でデザインをする→葉と花の間をうめていく→動きやアクセントをくわえる、です。 |
まず、マリモベースにフローラルフォルム(1/3)をセットし、面取りをします。
次に、ゲーラックスにワイヤーをかけます(グリーンのワイヤー#22or24)。
モンステラには、葉脈にそってワイヤー(シルバーワイヤー20or22)を防水テープで貼り付け、その後茎にもワイヤーを巻きつけます。
このワイヤーのテクニックを使うことで、葉の扱いが自由になり作品の出来栄えが大きく違ってきます。
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準備ができたところで、主役となるカラーを小さいものは高く、大きいものは低くと高低差をつけ、3本をオアシスにさします。
この時、カラーの茎はまっすぐにカットし、切り落とした茎(これも使います!)でオアシスに穴を開けておいてからカラーをさしていくことで、太く柔らかい茎も折れる心配がありません。
また、それでも不安定な場合はワイヤーでUピンを作り、茎とオアシスをさしてとめます。
モンステラは、大小を組み合わせたものと1枚とで、横並びにならないように気をつけて、モンステラとカラーの切り落とした茎でデザインを決めます。
ゲーラックスも大小の葉を組み合わせ、間に入れます。
どちらもベース際のギリギリにさすのがポイントです。
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カラーと葉との間をケイトウと粟で高低差をつけながら、つなげていきます。
ケイトウは、短くさすものは種をとりのぞき、ワイヤーをかけます。
アナベルは、そのまま挿すのではなく、小さいまとまりでカットしてそれを組み合わせてワイヤー(シルバーワイヤー#26)をかけます。こうした方が花の印象が強く出ます。
グリーンスケールで動きを出し、ミニアスターで色のアクセントをつけます。
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毎回、水谷さんからは花を美しく生けるための、さまざまなポイントを教えていただきます。
また、街のフラワーショップでは見かけることのないような珍しい花材を使わせていただけ、とても感激します。
ヨーロッパのアレンジのスタイルには、クラッシックスタイルとモダンスタイルがあり、モダンスタイルの中にデコラティヴ(技巧的)とフェゲタティヴ(植生的)というデザインがあるそうです。
今回のアレンジはグルーピングを意識し、珍しい花材を生かすことができれば、デコラティヴな作品にしあげることができたと思います。 |
水谷さん、本当にありがとうございました。
また、受講生の皆様もお忙しい中参加していただきありがとうございました。
次回の予定はまた、追ってホームページ上でご連絡させていただきます。
初めての方も大歓迎です。どうぞ皆さま、ぜひご参加くださいませ。
文責: 相木
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