7月下旬から8月始めにかけてアメリカ東海岸ロードアイランド州の
ニューポートにあるSalve Regina大学でのゴードン会議に参加してきました
日曜の夜から木曜の夜まで午前と夜に講演というスケジュールで
日曜の夜は2件の講演だけですが
そのトップバッターは私の恩師である岸ハーバード大学教授
その次に私が講演というFather-Son共演でした(実際は私が11歳年下)
議長の計らいでちょっとハイプレッシャーながらも楽しんで講演しました
私は怠け者ですので日本語だろうが英語だろうが講演原稿は
作ったことがありません 口から出まかせの無責任講演ばかりです
元ボスの講演の間違いを指摘したり やりたい放題でした
その前にボストンに滞在しボストン美術館を訪問してきましたので
今回はボストン美術館とロードアイランドの写真集ということで |

Museum of Fine Arts Boston(ボストン美術館)の正面
私がハーバード大学の院生だった時は日曜の午後1時までは
只で入館できました 但し1/3くらいの部屋しか入れませんでしたが
午後1時以降はどこでも入れましたから 地下鉄を一駅前の
Northeastern大学前で降り(そこまでですと25セントでした)
歩いて美術館へ行き 半日くらいはブラブラしていました
今は25ドルの入館料を払わなければなりませんよ
大英博物館よりは規模は小さいですが落ち着いて回れます
渡米される機会が有りましたら是非ボストンをご訪問下さい |

ここにはイラン周辺の陶器が陳列されていました |

私は親父が画家だったにもかかわらず絵心が全く欠落しています
ただ 昔のもので当時の人々の様子が分かるようなものを見るのは
なんか好きですね |

左の皿なんか 唐三彩の技法をそのまま使っていますね
(アマチュア陶芸家の)家内に聞きましたら 中国の陶芸の技法は
この地方を通りながらヨーロッパに伝えられたそうです |

滝平二郎でしたっけ いやもう記憶が薄れていますが
影絵(切り絵?)の名人がいましたね 何かそれを思い出します |

下に説明がありますが 大理石の墓石です
アルハンブラ宮殿の壁を思い出します |
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インド文明の部屋に入ってきました
石像がふくよか(肉体的?)なのが特徴的だったような |
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多面像は阿修羅を思い出させますね |

まあ 何とも言えませんね 象さん 象さん お鼻が... |
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これは日本の茶器が展示されています 右端は漆器ですね |
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ボストン美術館は確かに日本文化とはつながりがあります |

ちょっと日本文化の展示室に行きましょう(2階) |
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日本のお寺を再現しています 実際はもっと暗いですが
ちょっと明るくなるようにカメラで特殊撮影しました |
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大日如来でしたかね? |
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浮世絵も展示されています(春画はありません...) |

こうやって遊女とまったりしていたい なーんて ね |

今回の浮世絵は猿がテーマになっていました 以前来たときは
明治時代の美人芸者さんたちの写真も陳列してありましたよ |
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猫も江戸時代から飼われていたことが分かります |

3枚組の浮世絵ですが 着物が連続しているのが面白いですね
豊かなおっぱいを赤ん坊に含ませているのも 今は昔の光景ですね |
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地蔵菩薩 |
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これはカンボジアあたりの仏像だったかしら
とにかく東南アジアの方です |

上の写真の反対側です |

中国の像です 道教?? 何年頃でしょうね 結構古いです |
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これも昔の中国ですね 髪型がおもしろいです |
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陶器の馬(中国) |

昔の中国の家具展です |

寝るところですね 西洋にもこんな感じなのがありますね |
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上のは折りたたみ式の枕です 現代のデザイン賞を獲得できるかも |
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2階から正面玄関を見たところ |

エジプト文明の部屋です |
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たしかalabaster(雪花石)というやわらかい石でできていたと思います |

右は書記像 左は夫婦像 昔から夫婦は仲良くが基本? |

移動する途中にあったルネッサンスの頃の陶器でつくったマリア像 |

古代エジプトの生活が偲ばれます |
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均整がとれた像ですね |
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棺です |
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15世紀末の胸像(Maiolicaマイオリカー陶器の名前だと思います) |

ここはシリアあたりの古代文明の部屋です |
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ライオンが襲いかかっています |
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金はやはりすごいですね 錆びずに光っています |

ギリシャ文明の部屋です これは青銅製の盾です |

上段はヘルメット 下段は脛あて(レガース?) |
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ギリシャではいろいろな談合を酒食を交えておこない
シンポジオンと呼んだそうです 今のシンポジウムの語源ですね
男だけの集まりだそうですが その後はprostituteを呼んで締めくくる
という順番だったようで ここでは何を相談しているのやら?
実はその後の場面の皿も陳列されていまして撮影はしたのですが
女性会員から石が飛んでくるといけないので割愛しました |

左端のものは革袋でお酒(ワイン?)が入っているようです |
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これはホメロス像だそうです |

ギリシャの竪琴ですね |

こんなジャーも |

ブドウ狩り? |
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ブドウを収穫しています ワインを作るのでしょうかね |

円盤投げの選手 |
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これ 結構厚い皿ですけど 純金製です |

エジプト文明に戻ってきました |

ミイラの生前の顔が貼り付けてあります |

かなり写実的ですね 2000年も前の少年です |
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ビーズを復元したものです(材料はオリジナル) |

現代でも着てみたいと思う女性は絶対いますね |
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ヨーロッパの美術の部屋にやってきました |

これピカソなんですけど |

2年後にはこんな女性像?になっちゃいましたね |
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猪狩りの絵です 左下のうり坊も襲われてますね |

これはルーベンスですがペルシャ王Cyrusの首を女王が見ていますね
説明は下にありますが
左の二人の子供はルーベンスの息子たちがモデルなっているそうです |
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ストラディバリウスのバイオリンが陳列されていました
昔 フランスの山奥でのシンポジウムでバルトーククォルテットの
演奏を聴きましたが 4人のうちの3人がストラディバリウスを
使って演奏していました |
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美術館員が説明してくれるツアーですね |

中世キリスト教文化 何か暗い雰囲気ですね |
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これ結構有名な彫刻だったと思うのですが.... |

モネです |

これもモネですね 睡蓮がよほど好きだったのですかね |

ルノアールのダンスを描いた絵が3作並べてあったのは驚きました
右の二つは初めて見ました |

私が院生の頃から ボストン美術館に来れば必ずこの絵を見ます
恋人を見つめるように眺めたものです
(彼女が居ない私はこの絵の女性に恋していました)
家内は男の顔がいやらしい などと言いますが
私は男の存在は最初から無視していました
清楚な女性が男性と踊りながら その喜び(楽しさ)を
かみしめているような表情に引かれてしまったのです |

この絵はどちらも表情がはっきりしませんね |

ちょっとこの女性は福よか過ぎる? 私のタイプではないです |

ゴッホの絵も無造作に?陳列されています |
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ここにもルノアールがありました |

ちょっと奇抜な廊下になっています |

ミュージアムショップが下にあります |

美術館の中庭 ここで食事もすることが出来ます |
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これは中南米の部屋ですね |
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駐車場の入口です |

日本庭園には外から入ります |

天心園 岡倉天心からきていますね |
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石庭があります |
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ライス大学時代の学生と配偶者たちとの食事会を楽しみました
前列左がAlison、後列左から二人目がBarry、その右がRickです
1979年と1980年に入ってきた学生ですから もう50過ぎです
皆元気そうで何よりです |

ちょっとCambridgeを立つ朝にMIT周辺を歩きました |

煙突もあまり見かけなくなりましたね |

Indian crab appleという樹だと思うのですが |
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消防署です |

救世軍のオフィスです |
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引っ越しするときはこのトラックをレンタカーにして
自分で運転していくのが普通のやり方です |

ノバルティスという製薬会社のビルです DNAが描いてあります |
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ちょっと変わったレストランですね |

ここにはファイザーがでかい研究所を建てています |
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セブンイレブンがありましたよ |
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これもノバルティス(Novartis)です |
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Broad Instituteというバイオテクノロジー関係の研究所 |

通行人にどんな研究をやっているのかをアピールしています |
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恩師の岸先生の車でロードアイランド州のNewportにやってきました
Salve Regina Universityが会場です |

学生の寮に泊まります 4人部屋を個室として使いました |
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1934年創立といいますから比較的新しいカトリック系の大学です
全部で4000人くらいの学生が居るそうですが 今は夏休み中です
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海のすぐ横にある大学です 付近は大豪邸があります |

先年ノーベル化学賞を受賞した根岸先生も参加されていました |
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これは普通の紫陽花 |

これは西洋紫陽花です |
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まあ 日本の大学とは違いますね 比べようもない か |
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Cliff walkという小道があるのです 観光客が歩いています |
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カヌーを楽しんでいました |
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ニューヨークの大金持ちがこの辺りに別荘を持っているとか |
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ここにチャペルがあります ちょっと近代的な教会ですね |

ここが大学の本部です |
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大学の本部を海側から見たところです |
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東大での元学生が2名参加していました I君が車に乗ってきたので
町の方に行きました ゴードン会議というのは午後に自由時間があるのです |
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左はアメリカの製薬会社に勤めるI君 右はスタンフォード大学で
博士研究員をやっているT君 |
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この辺りでイカフライをつまみにビールを楽しみました |

ここで骨董品を売っていました 家内が一緒だと
どれくらい長居するか分かりません |
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会議に参加していた岸研同窓生の記念写真です |
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ボストンのローガン空港から見たボストンのダウンタウンです
ー おしまい ー |
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