段戸華教室


段戸会副会長でもあり、華の作家として国内はもとより、海外でもグローバルに活躍中の水谷鏡子さん(高14回)のご指導をいただき、
2007年4月8日に、第8回段戸華教室を開催いたしました。

一昨年6月に第1回目の講習会を開いていただいて以来、毎回大変好評なレッスンです。

今回は参加者3名で、『和と洋のハーモニー』というテーマで行われました。

平成19年4月8日(日)に
華のアトリエ・田園調布本部にて
第8回 段戸華教室が開催されました。

今回のテーマは『和と洋のハーモニー』です。

以前にもレッスンに参加されたことがある
同窓生3名が出席されました。

講師の水谷さん(高14回)の丁寧なご指導のもと、
和の器に洋の花が見事に調和して生けられました。

水谷さんは、今回のレッスンの目標を
現在の日本の生活様式をふまえて、
こうおっしゃっています。

「日本の生け花は自然を師と仰ぎ、
 花を通して生き方を模索して来ました。

 ここ数年は、日本でもヨーロッパ式のフラワーアレンジが
 盛んになってきました。

更に、生活様式も洋風になってきている現在、
必然的に生け花よりも洋風の花のデザインが生活様式にマッチしています。

今回は日本人として、日本の花の文化を頭に入れて、
和の器を使い、洋風の花を中心にデザインを考え、
和の器と洋風のデザインの調和を考えてレッスンしましょう」

作品は、黄色や白の花を取り揃えた、春らしいアレンジメントとなりました。

中心の花となるのは黄バラです。
その他に、黄色のラナンキュラス、チューリップ、オレンジのスプレーバラを使用しました。

主役を引き立てるのは、スターチスとビバーナム。
全体を引き締めるグリーンには、ポリシャスをあしらいました。

枝物はコデマリです。

水谷さんのご指導に従い、
枝物を生かすデザインを考え、グリーンで全体のバランスを整えていきます。

中心となる部分から生け、次に脇役の花をさしていきます。

最後に、水谷さんに、全体の素材が全て生き生きしているかなどをチェックしていただきました。

水谷さんが、たった一輪、花の位置を変えられただけで、さっと雰囲気が変わる事に、
参加者一同、思わず感嘆の声を上げました。

最後においしいお菓子とお茶を頂いて、みんなで楽しく談笑し、華教室を終了いたしました。

次回のレッスンは8月に開催する予定です。

初めての方も大歓迎です。どうぞ皆様、ご参加下さいませ。


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