段戸華教室
段戸会副会長でもあり、華の作家として日本及び海外で幅広くご活躍中の
水谷鏡子さん(高14回)のご指導をいただき、
2011年12月4日(日)に、第22回段戸華教室を開催いたしました。
今回は参加者3名で、「クリスマスのテーブルアレンジメント」のレッスンでした。
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2011年12月4日
師走に入った日曜日の午後。
アトリエがある、自由が丘の街は、
ツリーやリースが飾られて、
お花屋さんの店先にはポインセチアが並び、
クリスマスの雰囲気が高まっていました。
ここ数年、クリスマスシーズンのレッスンは、
リースやガーラントが続いていましたので、
今回は、久しぶりに生のお花のアレンジメントを・・・と、お願いして、『クリスマスのテーブルアレンジメント』を教えていただきました。
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花を生け始める前に、オーナメントの下準備をします。
ろうそくは、芯のところで2本がつながっているので、切り分けます。
芯は短く切り、まっすぐになるように指で整えます。
ワイヤー(20番)を4分の1の長さに切り、Uピンを作ります。
ろうそく1本につき、2本のUピンを防水テープで巻きつけ、足を作ります。
オアシスに挿した時に倒れないように、足の先を曲げておきます。
金色の松かさは、ワイヤーをかけてねじります。
ワイヤーを松かさの間に差し込み、ワイヤーがあまり見えないように工夫します。
オアシス(角型2分の1)は角のところをナイフで切って面取りし、
かまぼこのような形になるように整えます。
面取りをするのは、花を挿す面積を広くするためです。
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まず、オアシスの上面に4本のろうそくを挿します。
このろうそくは、1週間ごとに火をともし、クリスマスを待つという、アドベントの意味があります。
次に、もみの葉を太い枝から切りはずしながら、形のいい物を選んでオアシスの側面に挿していきます。
もみやコニファーの葉は、葉の先がテーブルにつくように挿していきます。
オアシスが見えなくなるように、バランスを見ながらグリーンで埋めていきます。
もみ・コニファー・ヒバ類の香りがとても気持ちがよく、微妙なグリーンの色合いの違いを感じながら、次々と挿していきました。
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次に主役の赤いバラを4本挿します。
その後に、西洋マツムシソウ(スカビオサ)5本、スキミア2本を、バランスを見ながら挿します。スカビオサのつぼみは、動きを出しながら、少し長めに挿します。
アイビー、野バラの実、金色の松かさなども入れていきます。
写真は、松かさを入れる前の状態ですが、これでもかなり豪華な雰囲気です。
ろうそくが上部のほうで開いているので、4本が平行になるように、このあと修正しました。 |
今回も、出来上がった作品を前に、お茶と水谷さんお手製のチーズケーキをいただきつつ、さまざまなお話をさせていただきました。
久しぶりの生のお花のアレンジメントで、
「やっぱり、生き生きとした花に触れると、心が弾みますね」
という感想が聞かれました。
アーティフィシャルフラワー(造花)には、自由な発想の作品ができるという利点があり、
また、生のお花には自然の力の素晴らしさがあり、
どちらもアレンジできると素敵ですね、と水谷さんからお話がありました。
皆さんとの楽しいお話に、名残はつきませんでしたが、最後に、記念撮影をして解散となりました。
次回は、3月18日(日)に春の花のアレンジメントを予定しています。
詳細は、追ってHPでご連絡いたします。
初参加の方も、優しくレッスンしていただけます。たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。
文責:西浦 瑞恵 (高45回)
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