段戸華教室


段戸会副会長でもあり、華の作家として日本はもとより、
グローバルに活躍中の水谷鏡子さん(高14回)のご指導をいただき、
2008年4月6日に、第11回段戸華教室を開催いたしました。

2004年6月に第1回目の講習会を開いていただいて以来、
毎回大変好評なレッスンです。
今年で、レッスンもついに4年目を迎えました。

今回は参加者6名で、「母の日のアレンジメント」を教えていただきました。
新しく初参加してくださった2名も加わり、楽しくレッスンをさせていただきました。

2008年4月6日

田園調布の駅前の桜が、はらはらと花びらを散らす
暖かい春の日曜の午後、
水谷鏡子さんの花のアトリエで
第11回段戸華教室が開催されました。

今回のレッスンは、少し早いですが
「母の日のアレンジメント」を
教えていただきました。

今回は、写真たてのように置いたり、
壁にかけることができたりする、
新しいタイプの花器を使って作品を作りました。

新しく参加して下った方が2名いらしたので、
まずは自己紹介から。

その後、水谷さんからとフラワーアレンジメントの基本的な説明と、道具の取り扱いなどの注意、母の日のいわれなどについてお話がありました。

「花を生ける」ことは「花を生かす」こと。
よく観察して、お花が一番美しく見える角度やバランスを考えましょう、とのお話でした。

リラックスしてお花と向き合い、生ける過程を楽しんでほしい、と、水谷さんはお話してくださいました。

そして、実際にお花を使って、アレンジメントの流れを解説していただきました。
みなさん、水谷さんの手元を見て、真剣に聞き入っています。

今回使ったお花は、ダンシングクイーンという名前のバラが2本。それから、サントワマミーという、とても香りのよいスプレーバラが1本。紫色のスプレーカーネーションとストロベリーキャンドル、ミント、アスター、ゲーラックスなどです。

まずは、器に入ったオアシスに
ワイヤーをかけたゲーラックスを3〜4枚挿します。
これが、土台になります。

その他の花は、水あげをよくするために、茎を鋭く斜めに切って、
バランスを考えつつ深く挿していきます。

ただし、茎の中が空洞のストロベリーキャンドルのような花は、斜めに切らず、まっすぐに切って挿すようにします。



















バラの花2本を、主役と準主役だと考えて、はじめに挿します。
続いて、紫色のカーネーションを挿していきます。

ストロベリーキャンドルは、シロツメクサの花が大きく縦に伸びたような形をしています。
2本をバランスよく挿す事で、全体に動きが出てきます。


大き目の花を挿し終わったら、一度少し離れて全体のバランスを確かめます。
客観的に観察する事で、まとまりのあるアレンジを目指します。

そして、花と花の間に、アスターという小さな花やミントのようなグリーンを加えていきます。

小さな花は少し長めに、動きを出すように入れていきます。

本当に小さなお花ですが、これらが加わると全体が、ぐっとまとまってくるように感じます。




左の写真は、小花が入ったところです。

その後、レッドウィローというスリランカ産の赤い枝ものに、ゴールドのワイヤーをかけて
それを曲げて挿していきます。

優雅な曲線を自由に演出することができ、作品に大きな動きをつけることができます。
ワイヤーの巻き方も自由で、さまざまな表情を作ることができます。


作品が完成したあとは、お茶とケーキをいただきながら、
楽しく談笑しました。

皆さんの趣味の話や故郷の話など、いろいろな話題に花が咲きました。

そして最後に、それぞれの作品を前にして
記念撮影をしました。

水谷さん、本当にありがとうございました。

また、受講生の皆様も、お忙しい中参加していただき
本当にありがとうございました。



次回の予定は8月3日です。
また、追ってホームページ上でご連絡させていただきます。
どうぞ皆さま、ぜひご参加くださいませ。                  文責:高45回 西浦